【自主学習ノートのネタ】小学4・5・6年生が書くのにおすすめのネタをご紹介

プロジェクトメッセージ
2024.04.02

自主学習ノートとは、自ら学ぶ力を育成するために、子ども自身が選択したネタを学習し、まとめるノートのことです。今回は、自主学習ノートのネタの探し方から楽しんで学ぶためのポイントをご紹介します。

自主学習ノートとは?

自主学習ノートとは、子どもが興味のあるネタ(テーマ)に取り組むことで、自らの学ぶ力を育成する家庭学習に使用されるノートのことです。

自主学習ノートの目的は、得意分野を伸ばしたり、子どもに勉強することの楽しさを感じてもらったりすることにあります。自分の興味があることや、好きなことについて学べるため、学習意欲が高まりやすいといえるでしょう。また、学習内容を自分で決めて、学習状況を把握しながら進めていくことで、新しい時代の学び方として大切な「主体的で深い学び」につながるともいえます。

自主学習の進め方に細かいルールはなく、ノートの書き方も自由です。ただし、1日に進めるページ数が決まっていたり、保護者のサインが必要であったりするなど、小学校ごとに決まりごとがある場合は、それに沿って進めていきましょう。

しかし、自主学習にはルールがなく、自主的に進められるからこそ、ネタの決め方が分からない、ネタが尽きてしまったというご家庭もあるのではないでしょうか?

この記事では、自主学習のネタの決め方に加え、小学校4・5・6年生におすすめの教科別ネタを中心に、小学生が面白いと感じたり、ご家庭で気軽に取り組めそうなネタをご紹介します。自主学習を進めるうえでのヒントにしてみてくださいね。

自主学習ネタの決め方

自主学習のネタを決める際は、大きく以下の3つから探し始めてみましょう。

・興味・関心や好きなことから探す
・これまでの経験から探す
・身近な疑問から探す

1つずつ解説していきます。

興味・関心や好きなことから探す

子どもが興味のあることや好きなことからネタを探すと、楽しく、自分がやりたいことを軸に進められるため、スムーズに学習しやすくなります。子どもといっしょに何に興味があり、何が好きなのかを改めて洗い出してみるとよいでしょう。

これまでの経験から探す

過去に訪れた場所、食べたものなどをもとにして、これまでの経験から自主学習のネタを探すのも1つの方法です。たとえば、過去に訪れた先の名産品や、その土地出身の著名人などについて調べてみるのも面白いでしょう。

身近な疑問から探す

普段の生活のなかで、「なぜ?」と疑問に思ったことを自主学習のネタにするのもおすすめです。自主学習のテーマのヒントは、日常のちょっとしたところに隠れていることもあります。たとえば、身近に起きる現象や、科学、生物、人の体に関することで疑問に感じることはないでしょうか?普段から疑問に感じたことや、気になったことをメモしておくと、自主学習ノートのネタとして利用できるかもしれません。

【小4・小5・小6向け】教科別の自主学習のネタ一覧

ここからは、小学生の自主学習の具体的なネタの例を教科別にご紹介します。

教科    自主学習の内容
国語漢字、ことわざや慣用句、五節句や二十四節気、読書感想文
算数計算・円周率、単元の予習や復習、長さや重さの単位
英語アルファベット、自己紹介文、英単語、ひと言日記
理科体のつくり、星座、雲の種類、色の三原色
社会都道府県と県庁所在地、地図記号、世界の国旗、歴史上の人物
図画工作似顔絵、スケッチ、伝統文様、家の間取り
音楽音楽記号、世界の民族楽器、楽器の種類、歌詞

次にネタの内容について詳しく見ていきましょう。

国語

国語の自主学習ネタの例は以下の通りです。

・同じ部首の漢字を書き出してみる
・画数が多い漢字の練習をしてみる
・ことわざや慣用句を調べる
・五節句や二十四節気の意味や由来を調べてみる
・読書感想文を書いてみる

漢字を練習するときは、読み方や書き順、使い方までしっかりと確認しながら進めるとよいでしょう。ことわざや慣用句、漢字を調べる際には、数字を含むことわざや、動物が入っている慣用句など、テーマを決めて調べてみるのも面白いかもしれません。

算数

算数の自主学習ネタの例は以下の通りです。

・九九を20の段まで調べる
・円周率を調べる
・次に習う単元の予習をする
・苦手な単元を復習する
・長さや重さなどのさまざまな単位を書き出す

過去に解けなかった問題を解き直したり、苦手な単元を復習してみたりすることで、次に似たような問題がテストで出たときに、自力で解けるようになります。また、算数で出てくるさまざまな単位は、中学以降も使われるため、しっかりと定着させておきましょう。

英語

英語の自主学習ネタの例は以下の通りです。

・アルファベットの大文字と小文字を書く練習をする
・英語で自己紹介文を書く
・曜日や月といった身近な、興味のある英単語を練習する
・世界のあいさつを調べる
・英語でひと言日記を書く

曜日や月以外にも、色や動物、食べ物など身近なものを英語で書いてみるとよいでしょう。

理科

理科の自主学習ネタの例は以下の通りです。

・体のつくりを調べる
・星座を調べる
・色の三原色の仕組みを調べる

上記のほかにも、雲を観察して種類をまとめてみると面白い発見があるかもしれません。

社会

社会の自主学習ネタの例は以下の通りです。

・都道府県と県庁所在地を覚える
・地図記号をまとめる
・世界の国旗のイラストを描く
・歴史上の人物を調べる
・覚えやすい年号の語呂合わせを作ってみる

歴史上の人物を調べる際は、どの時代や時期に活躍した人物なのか分かるよう、年号も一緒にまとめることがおすすめです。

図画工作

図画工作の自主学習ネタの例は以下の通りです。

・身近な人の似顔絵を描く
・動物や植物の絵を描く
・伝統文様を調べてまねして描いてみる
・家から見える景色をスケッチする
・住んでみたい家の間取りを作成する

絵を描く際は、色の使い方や塗り方も工夫してみるとよいでしょう。

音楽

音楽の自主学習ネタの例は以下の通りです。

・楽譜の音楽記号をまとめる
・世界の民族楽器を調べる
・楽器を種類ごとにまとめる
・好きな曲の歌詞を書き出す

音楽記号に関する知識は、音楽の習い事にも役立ちますし、中学以降は音楽は期末テストの科目にも入ります。また、世界の民族楽器を調べる際にルーツまで掘り下げることで、世界史の勉強にもつながるでしょう。

自主学習のネタが思いつかないときのご提案

ここからは、教科別の自主学習のネタが尽きてしまった場合のネタを、気軽に取り組めるものから、面白いものまでご紹介します。

取り組みやすいネタ

取り組みやすいネタの例は以下の通りです。

・テストの解き直し
・同音異義語を調べる
・今日は何の日かを調べる
・最近の気になったニュースと、それに対する自分の意見を書く
・日本の祝日を調べる

自主学習で自ら学ぶ力を育成させるには、自分の興味・関心のあることについて考える習慣を持つことが大切です。しかし、どうしてもノートを作成する時間を確保できない日もあるでしょう。そんなときには、取り組みやすい上記のネタを試してみてはいかがでしょうか?

面白いネタ

少し変わった面白いネタの例は以下の通りです。

・自作クイズを作る
・夜ご飯のメニューとレシピを考える
・オリジナル図鑑を作る
・最近ハマっていることを紹介する
・特定の動物の種類を調べる

自分でオリジナルのクイズを作り、家族や先生、友だちに答えてもらうと面白いでしょう。また、犬や鳥など特定の動物についての種類を調べると、見たことのないものや珍しいものなど、新たな発見があり、図鑑作成に生かせるかもしれません。

自主学習を楽しむためのポイント

ここまで、自主学習ノートのネタについて、教科別のものから面白そうなものまでご紹介してきました。ここからは、自主学習を楽しむためのポイントを解説します。

自主学習のポイントは、楽しみながら学習することです。そのために意識したいことを2つご紹介します。

・ネタを自分で選択する
・努力を可視化する

具体的に見ていきましょう。

ネタを自分で選択する

自主学習を楽しんで行うためには、子ども自身がさまざまなことに興味を持つことが重要です。しかし、進める過程でネタ探しに困ることもあるでしょう。その際は、保護者から一方的に提案するのではなく、子どもと一緒に見つけることが大切です。親子の会話から、興味があることや、もっと知りたいことを探ってみるとよいでしょう。

努力を可視化する

努力を見える化するための方法として、「計画表を活用する」「ノート上で保護者や先生とコミュニケーションを図る」などがあります。計画表やカレンダーを用いて学習の計画を立て、できた日にはシールを貼るといった工夫をすることで、子どものモチベーションがアップするでしょう。

また、取り組んだノートに保護者の方がコメントをし、内容について褒めたり、疑問を投げかけたりすることで、考える力を伸ばし、自己肯定感の向上や、新たに取り組みたいことの発見につながるかもしれません。

上記のポイントを意識して、自主学習に楽しく取り組んでいきましょう。

みらいキャンパスでもっと楽しく自主学習を!

ここまで、自主学習ノートのネタの探し方や、教科別から面白いものまでさまざまなネタをご紹介してきました。自主学習は、子どもが好きなことや興味を持てることから自分でネタを選択し、楽しんで行うことが大切です。

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子どもの「自ら学びを選ぶ」という気持ちを大切に、安心して学べる場を提供しておりますので、「自主学習で取り組んだネタについてもっと知りたい」「好きなことをさらに探究したい」といった場合にぜひご活用ください。

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