子どもたちにとって真に必要な学びを共に考え、創る場!共創カフェのこれまでの歩み
教育に想いのある大人とベネッセが、「子どもたちにとって真に必要な学びとは?を共に考え、創る」場として、「共創カフェ」という意見交換の対話会を始めました。これまでの歩みを振り返り、そこで生まれる「共創」の価値をお伝えします。
教育に想いのある大人とベネッセが本気で子どもにとって必要な学びを共に創る
この「教育に想いのある大人とベネッセが学びについて共に考える」という場の起こりは、2022年春にさかのぼります。
当時、私たちベネッセ 未来の学びプロジェクトメンバーは、それぞれの友人、仕事で関わりを持っていた教育関係者・企業経営者・NPO・ジャーナリストなどの各界識者の方々にお声かけし、「未来会議」という議論の場を持っていました。
議論を重ねる中で、「対話型の学び」「自分軸」「自己肯定感」が重要だね、という共通認識のもと、2022年夏にトライアルプログラム「みらいキャンパス Summer Discovery Camp」を実施、その成果をもって、2023年3月、「みらいキャンパス」が本格スタートしたのです。(「未来会議」の内容についての詳細は同サイト内こちらを参照ください)
そして「みらいキャンパス」の講座内容を検討する中で、NPO法人ママライフバランス代表理事 上条厚子さんとの出会いがありました。
「私、今の教育の在り方に大きな憤りを感じているんです!!保護者の意見をアンケートにまとめたので、ぜひ一緒に考えませんか」と熱いラブコール。私たちも「みらいキャンパス」の講座そのものも、ベネッセと講師の方々とだけ議論するのではなく、もっと様々な声をいただきながら創っていきたい、という想いが合致し、新たに「共創カフェ」という対話の場が始まりました。
夜9時からのホットでホッとする時間「共創カフェ」
お子さんを寝かしつけた後、仕事終わりの電車の中から、単身赴任中一人で過ごすお父さん、中学生のお子さんと一緒にご参加くださっている方もいます。
オンライン(zoom)開催で、毎月1回、「教育への想いを語る」和やかで温かい貴重な時間となっています。今までに6回開催し、延べ約100名の方々との出会いが生まれました。
会の進行は、上条さん。毎月テーマに沿って開催し、以下3つのパートで構成されています。
①聴講型の全体パート
②ブレイクアウトルームで対話型のパート
③居残り参加自由の放課後雑談タイム
(①②が60分③が30分で、フル参加で90分)
ある時は講師をゲストに招いて講座への熱い想いを聴いたり、またある時は、「ゲームに没頭するのは悪いことなのか、良い面もあるのではないか」と話したりして盛り上がります。
参加者のご感想をご紹介します。
・子どもが小学校に入って、子供の世界が広がり興味もそれぞれになっていく中で、親として教えてあげられること、寄り添っていけることには限りがあると思い始めていました。 子供たちが、自分の心から夢中になれること、好きなことをとことん追求できる様な環境を整えていきたいと改めて思いました。(愛知県/小1の保護者様)
・実際にサービスを作っている方達の熱い思いを伺うことができてとても良かったです!(神奈川県/小2の保護者様)
・とても楽しい時間であっという間でした。 ベネッセの担当者さん達の熱量がすごいなと感動的でした! 教育に対する意識が高い方たちが集まるカフェ、私にとってもすごく刺激的でした。(愛知県/中2小5小2の保護者様)
・実際に面白い講座やなぜこうした事業があるのかを知ることができたのは非常に良かった。(広島県/小2の保護者様)
この夜を経て、改めて自分はどんな教育、学びがあったらいいと思っているのか、様々なバックグラウンドを持つ大人との対話の中で思考が深まっていきます。明日、自分の子にはこんな声かけをしてみよう、という想いが湧き起こる、という声もいただきます。
いよいよこれから「みらいキャンパスの講座創り」に挑戦!
今までの議論から、子どもにとって必要な学び、未来に願いを込めて大人が子どもに知って欲しいこと、子どもがワクワクしながらやりたい学び、を「講座として届けるために共に創る」動きを始めます。2024年4月開講を目指して、10月から月1回程度のミーティングで形にしていきます。まだまだ始めたばかり。また引き続き、ここでご報告していきますので、ご期待ください。
そして、次回の「共創カフェ」は12月開催を予定しています。ご興味持たれた方は、ご参加を検討いただけましたら幸いです。申し込み詳細は、みらいキャンパスサイト内でお知らせしていきます。
Written by Noriko Arai(みらいキャンパス 共創ディレクター)