表現を楽しむ!ありのままが表現できる安心の空間

みらいキャンパス物語
2024.01.22

落ち葉や土、新聞紙。身近にあるものを題材に、いつもと違った視点で、仲間と一緒に新しい表現にチャレンジする講座を展開している“そらのさん”こと安部田そらの講師。今回の「みらいキャンパス物語」は、そらのさんが作り上げる安心・安全な空間で、子どもたちがどのように心に秘めたわくわくを表現し、講師や仲間とアートを楽しんでいるのか、その様子をレポートします。

■みらい探究室 地球とあそぼう!アートとあなたとわたし
■参加者の学年:小学1~4年生

■ビリビリわくわく新聞紙で生み出そう!きみだけのいきもの
■参加者の学年:小学1~4年生

そらのさんが作り上げる「誰もが安心して表現できる空間」

「そらのさんはいつも優しく聞いてくれます。」「どんな発言でも拾ってくださるから、安心して発言できるようです。」
複数の講座をもつそらのさんですが、どの講座であっても、保護者の方からこのような感想をいただきます。どんな小さな発言も拾いながら、子どもたちの次の発言を引き出していくそらのさんの様子はまるで聖徳太子かと思うほど。担当者である私も毎回感激しています。
対面というリアルな場ではなく、オンラインというバーチャルな空間であっても、すぐに「誰もが安心して表現できる空間」を作り上げてしまうそらのさん。その根底には強い想いがあります。

「アートは多様なあり方が認められるコミュニケーションツール。人とはちがう自分をありのままに表現し、それをそのまま受け入れてもらえた、という体験は自己肯定感につながり、やがて社会に出たときには心のよりどころになっていく。子どもたちにとってのその体験ができる空間をつくりたい。」

不安が消え、自分のアイデアをどんどん伝える子どもたち

「誰もが安心して表現できる空間」に加え、チャーミングで穏やかなお人柄と優しい雰囲気で子どもたちに接するそらのさんに、最初は緊張して言葉に詰まっていた子どもたちもみるみるうちに自分を解放していきます。

 「その細い線ってどうやって書いたの!?教えてくれる?」
 「そこの紫色の部分がとってもきれいで気になるんだけど、どうして紫色で塗ってみようと思ったの?」
など、そらのさんは子どもたちを褒めながら、それぞれの考えていること・思っていることを引き出す声掛けを欠かしません。そんな声掛けにだんだんと得意げに答えてくれるようになる子どもたち。そらのさんとのやり取りを繰り返すうちに、声掛けがなくとも自ら進んで、「ここはね…」と自分がどうしてその表現をしたのかを話してくれるという大きな変化が起こります。1~2時間という短い時間であっても、アートを通して自分を表現することに加え、自分のアイデアを言葉でも伝えられるようになっていきます。

他者の視点を否定せずに受け入れること

 「〇〇ちゃんは『夏』を赤色で表現してくれたんだね。●●ちゃんはどう?」
講座の中では自分の表現だけでなく、他者の表現にも注目を促します。ひとりっきりでアートを楽しむのではなく、一緒に講座を受ける仲間の表現にも目を向けることで、自分ではない他者の視点が自然と受け入れられるようになっていきます。実際に講座では、
 「わたしは水色を使って表現した」
 「ここの混ざっている色の部分で『夏』を表現した」
など、仲間同士でそれぞれが表現したものシェアしながら、否定せずに受け入れていく様子が見られました。幼いころから他者の視点を受け入れるという経験を重ねることで、多様化が進む社会にも柔軟に対応できる資質が養われていくのだろうと感じます。

■安部田講師の新講座 【わくわく大発見!?キミの周りの隠れたカオ】は2月に開催予定です。ぜひご検討ください。
【公式】みらいキャンパス | ベネッセコーポレーション (benesse.co.jp)

Written by Madoka Komochiya

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